特定非営利活動法人
藤沢相談支援ネットワーク

追い詰められるとき

精神的に追い詰められるとき。私の場合、それは孤独感が強くなるときだと気づきました。途方もない量の課題が現れたとき、人間関係が上手くいかないとき、失敗をしたとき…人として生きていく限りは避けられないストレスではあるけれど、本当に追い詰められると感じるのは、そういうときに「どうせ誰もわかってくれない」と思ってしまうときなんだ、と。

孤独感のやっかいなところは、それがさらに次の孤独を連れてきてしまうところ。嫌なことばかりが頭の中によみがえり、自分の見える世界を狭くしてしまい、他の人のことまで勝手に決めてしまいます。「自分のことを悪く思っているに違いない」と捉えてしまったり、よくしてくれている人のことも何となく信じられなくなってしまったり…。その結果、上手くいかないことを人のせいにしたくなり、人に助けや支えを求めることができなくなってしまうのです。

のんびりマイペースに生きているように見える(らしい)私も、ネガティブな気持ちになることがあります。そういうときに我に返るきっかけをくれるのは、誰かとの「共有」で、そのたびに、自分を孤独にしていたのは自分なんだと気づかせてもらっています。(そしてまたネガティブになるときもありますが…笑)

私を支える「共有」の一例を紹介させていただくと…。

・好きなこと、やりたいこと等、興味のあることについて誰かとやりとりすること

・頑張っている人の姿…頑張りを見せるというのはある意味弱さを見せることにもなるけれど、自分だけじゃないんだと思える(ちなみに弱さを見せられる人は本当は強いのだと思う)。相手が芸能人やアスリートで、自分とは別世界を生きていると思う人でも、共通点を見つけた気になり、エネルギーをもらえる。

・相手を知ろうとすること…問題を解決してくれることではなくて、関心を持ち、知ろうとしてくれること。自分のつくった殻を「コンコン」とたたいてくれるような感覚。

「共有」は何かをすることの礎になるのだと思います。すぐ解決ができない問題があっても「共有」されているものがあれば、また頑張れるかもしれないと思わせてくれます。また、殻をコンコンすることで、孤独の悪循環を止めることができるかもしれません。そして、「共有」は相手と自分の相互作用なので、「与えられる」と感じたことが「与える」ことになることもありますし、その逆も同じです。

だから私は、弱さも含めて自分を発信できること、誰かが発信したものをキャッチできること、どちらも大切に育てていきたいです。孤独感が減った世の中では、この法人の理念でもある「誰もが自分らしく暮らして」いられる社会の実現に近づくと信じて。

(リート 山下)