2022/06/07
憧れの人
個人的なことで、どうしても「許せない」「許してはいけない」と思うことがあった。
そのときの気持ちを友人に話したら「それでも許すんだよ」と言われ、
私の気持ちへの配慮のなさと無理解に腹が立ち、意味がわからなかった。
結局なぜそんなことを言われたのかわからないまま、数か月が経った。
一方で時間の経過とともに「許せない」気持ちも少しずつ薄まり、
嫌な記憶として心に居座っていたことは「どうでもいいこと」になり始めていた。
そんなとき、見かけた日めくりカレンダーに書かれていたことば。
「許すことで一番得をするのは自分」
それを見たとき、急に数か月前からのできごとを思い出し、腑に落ちた感覚を得た。
「絶対に許せない」と拘っていた自分より、「どうでもいい」と思えるようになった自分の方が明らかに幸せで自由だったから。
「許せない」気持ちは、自分自身を不自由にしていた。
「許す」ということは、自分の心を自由にする行為でもあるのだと知った。
友人の言った「それでも許す」のは相手ではなく、自分のためだったんだ…と、ようやくわかった。
本当の意味で「自由」な人は、他者にも優しく、強くしなやかに生きている。
自分の心のままに、やりたいこと、必要だと思うこと、決めたことをやる。
漫画『ワンピース』のルフィみたいな人に私は憧れています。
(本当は「自由に生きる!」と言い切りたい…)