特定非営利活動法人
藤沢相談支援ネットワーク

新しい生活様式 !?

すでに、皆様はご存知かと思いますが、新型コロナウィルスの感染拡大防止対策として、厚生労働省より「新しい生活様式」の実践例が示されました。 街中では、交通渋滞が起こり、電車も通勤時間に限らず混みあってきました。スーパーや大型のショッピングモールでは密な状況がそろってきていますが、改めて「新しい生活様式」 について、考えてみようと思います。 「新しい生活様式」では、①一人ひとりの基本的感染対策、②日常生活を営む上での基本的生活様式、③日常生活の各場面別の生活様式、④働き方の新しいスタイル、に分類され、それぞれに実践例が示されています。 ここからは個人的な感想になりますが、初めに感じたのは、いくつかのことは子どものころに習ったこと(幼稚園や小学校で、よくしかられたことを思い出しました)であるということ。次に、ソーシャルディスタンス(人との適度な距離)というのは、プライベート空間を守れ、適度な安心感をもたらすのだということ。そして、時代は変わったなあ(人との接触やかかわりを持つことなく、買い物や仕事、自分の余暇を過ごせる環境ができている)ということでした。 また、「新しい生活」を考える中で、今までの「古い生活?」との違いは何か?ということも考える機会となりました。 あまり、おおきな違いはないように思いましたが、人との距離を意識する(人の視線や行動、など含め)がゆえに、自分以外の人に目を向けるようになっているようにも感じます。 人とのかかわりを考えた時に、やはり、顔を合わせ、目を見て、想いを伝え、想いを汲む、の繰り返しであり、互いに同じ時間同じ場所に存在していることが最も重要であると思っていましたが、現実に、WEBでの会議(インターネットを活用した会議、など)を行うことが増えてくると、パソコンの画面を通して、その人の想いや息遣いが聞こえてくることもあります。自分以外の人のことを考える、自分以外の人に想いを馳せる、これも人とかかわるということなのだと気づきました。自分の言葉や行動は、相手にどのように映っているのか?自分の想いは伝わっているのか?相手の気持ちや言葉は自分に届いているのだろうか?自分が人や社会、地域に出来る事は何かあるのか?などと考えつつ、深い眠りに入るこの頃です。 そもそも、一人ひとりの生活は一人ひとりが創るものだと、再認識し、人とかかわることを生業にしているからこそ、改めて、この機会にもう一度、人とかかわることに想いを馳せようと思いました。 ※新しい生活様式に関する実践例についてご興味のある方はクリックしてご参照ください。「新しい生活様式」