特定非営利活動法人
藤沢相談支援ネットワーク

嬉しい知らせ

 先日、「天使を授かりました」というメールとともに、新生児の写真が送られてきました。
家族との関係に悩み、学校中退後、半年として同じ場所での生活がままならなかった彼女が、人生のパートナーと出会い、見知らぬ地での生活も2年が経とうとしています。
 この2年間の彼女がどんな場所で、どんな方々に囲まれ暮らしているのかわかりませんが、これまでのどこよりも居心地の良い場所になっていること、自分の居場所を認識していることを時間が証明してくれていると思います。
 新たな家族も加わり、彼女自身、自分の役割が増えたことも自覚していることだろうと勝手に想像しています。

 支援がある場から、支援がない場へ行った彼女の方が生き生きと自分らしく生活できていることを考えずにはいられません。
 私たちは、支援によって彼女を「パワーレス」な状態にさせていたのかもしれません。
地域が変わり、人が変わり、本人の想い、意思、やりたいことが尊重され、それが実行できていることで、さらなる活力を生み出しているのかもしれません。
支援ではなく、地域や環境によってエンパワメントされたのだろうと想像しています。
今一度、支援とは?を考え、見つめ直す良き機会にもなりました。
願わくば、彼女の天使にも会ってみたいものです。