2021/03/10
卒業式のお便り
卒業式のシーズンになりましたが、新型コロナウイルス感染症の影響により関係者だけで執り行うという連絡がありました。
そんなお便りを見て、以前に養護学校の卒業式に招かれ、祝辞を述べることがあったのを思い出しました。
その時の気持ちは、障害児だからとか、養護学校だからということではなく、若いみなさんに贈る言葉として、こんなご挨拶をさせてもらいました。
今読み返してみて、コロナ禍で疲れ果てた自分にも応援してくれるような言葉だなと思ったので、お恥ずかしいのですがご紹介します。
みなさん、ご卒業おめでとうございます。
お父様お母様には子育ての卒業式です。
明日から親と子のお互いの人生を尊重した、大人同士のお付き合いの始まりです。
『夢』を持ってください。とてつもなく大きな夢を持ってください。
夢とはやりたいことや、なりたい明日の自分の姿です。
夢を叶えるには『自立』しなければなりません。
『自立』とは自分だけの力で生きることではありません。
力を貸してほしいこと、手伝って欲しいことを伝えて協力してもらうことです。
いろいろな人と仲良くするのが『自立』の第一歩です。
『自立』とは、仲間や応援団に協力してもらうことが上手にできることです。
そして感謝できることです。
今日は、いろいろな人たちと一緒に自分の『夢』を叶えるための人生の船出です。
大きな海に『夢』と『希望』をもって出発してください。
私たちも、一緒に旅をしています。
ちょっと先輩として、応援したいと思っています。